この事例の依頼主
女性
相談前の状況
ご依頼者様は夫と別居期間が長く、夫側から離婚調停を起こされました。夫にはご依頼者様が住んでいらっしゃるマンションと100万円程度の預金が財産としてあるのみで、他方で、ご依頼者様には見るべき資産はなく、ご依頼者様は離婚そのものは同意されていましたが、財産分与になると、自宅から出ていかなくてはならなくなり、他方で自宅を確保するとなると、夫に相当の金額を支払わなくてはならず、大変困っておられました。
解決への流れ
ご依頼いただいた後、調停内においては、自宅を確保できなければ徹底的に争い、離婚に応じない旨の主張に変更しました。相手方からは長引くのであれば自宅を無理に売ってしまう旨の強硬な主張も出ましたが、最終的には、裁判官のご説得により、財産分与で一銭も支払うことなく自宅の所有権を確保できる旨の合意がまとまり、ご依頼者様は住みなれたご自宅に住み続けることができるようになりました。
相手方からの、調停を長引かせるのであれば自宅を売却するという強硬な姿勢にも屈することなく交渉を進めたことが良い結果につながったと考えいます。