この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご依頼者様は、知人を刃物で複数回、首などを刺すという殺人未遂事件で起訴されました。殺人未遂事件は当然ながら大変罪が重く、さらに、刃物を使うという態様からして、かなり重い刑が予想される事案でした。
解決への流れ
裁判員裁判となりましたが、裁判では、①元々被害者の方と仲が悪かったわけではなく突発的な事件であったことを強調し、②被害者の方と執行猶予付き判決でも受け入れる旨の示談もまとめ、③ご依頼者様のご親族とも綿密に打合せを重ねてご依頼者様の人となりを証言していただいた結果、裁判員の方々に我々の主張が受け入れていただけ、判決では、ご依頼者様の人格からして、今後、事件を起こす可能性は一切ないとまで言っていただき、凶器で複数回、首などを刺すという殺人未遂罪では危険な部類に入る事案では異例の懲役4年という判決をいただきました。
示談をまとめたことと、ご依頼者様のご親族に、ご依頼者様の人となりを丁寧に証言していただいたことが、結果に繋がりました。裁判員裁判は、一般人である裁判員の方に主張を分かって頂かなくてはなりませんが、リハーサルを重ね、非常に良く伝わったことが良い結果に繋がりました。