この事例の依頼主
女性
相談前の状況
夫婦双方が高齢になってからの再婚同士。性格の不一致等があり,1年半の同居後,自分が家を出た。その後,夫からは「離婚してほしい」と言われた。夫は自分の言ったことを反故にして離婚に応じず,婚姻関係の継続を希望するとは言うものの,婚姻費用の支払いは頑なに拒んでいる。
解決への流れ
既にご自身で離婚調停を申し立て,不調となっていたことから,最初から離婚訴訟を提起。裁判所は,約6年にわたる別居,その間の婚姻費用の不払い,二人の関係性は悪化し,夫の望むような円満な夫婦関係を持つことはできないこと等を指摘し,離婚を認めた。
二人の関係性悪化の原因となった事情に関する証拠は乏しかったのですが,本人尋問が奏功し,二人の関係悪化が認められました。